8月1日に、おかげさまで15周年を迎えました。
ひとえに、創業当初からこれまで関わってくださったステークホルダーの皆様のお力添えの賜物と、心より感謝申し上げます。
温かく接してくださった経営者様の中には、お亡くなりになったり、退社された方もおられ、感謝の気持ちをお伝えできないことがとても残念ですが、今でも当時の気持ちを忘れることはありません。
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さて、コロナ禍をきっかけに中小企業もデジタルマーケティングへの取り組みを加速させてきました。中小企業の皆様と関わる中で、弊社のような零細企業が果たす役割も増していると感じております。
デジタル人材は2030年には79万人不足すると予測され、中小企業が一人のデジタル人材を確保することが困難になると言われています。そして、中小企業を支援する側もまた、事業拡大のため組織化に取り組めば、高い費用をお客様に請求せざるを得ない状況ではないでしょうか。
だからこそ、弊社のような零細企業がサービスを磨き、中小企業の皆様が安心して依頼できる会社になる必要があると考えております。
そこで弊社では、これまでの個人会社からティール組織への転換を進めております。
ティール組織への転換
弊社が目指すティール組織とは、雇用するのではなく独立した個人がプロジェクト単位でチームを組み、共にお客様のゴールを目指す組織です。お互いがリスペクトできる関係で、プロとして対等な立場でプロジェクトを進めていきます。
(私たちが目指す組織:https://f-int.co.jp/recruit/)
[従来型の提供体制]
[新しい提供体制]
仕事を依頼するときに必要だった、マネジメントや外注コントロールといった管理コストが一切発生せず、高クオリティなサービスを幅広く提供することができるようになると感じております。
弊社では、私がこれまでお仕事をご一緒した方の中で、専門スキル・ビジネススキルが共に高く、人格も素晴らしい3名の方にお声がけをして、プロジェクトを進めています。その結果、3つのプロジェクトで実績を作り始めています。
Case1. システム開発
ECサイトの構築にあたり、ECプラットフォームの導入を行いました。群馬と茨城での共同開発でしたので、ソースコードのバージョン管理にGitを活用し、プロジェクト管理にはBacklogを用いました。
オフィシャルサイトとデザインを統一するため、フロント部分は弊社にて構築、バックエンドのシステム開発を依頼いたしました。ECサイト構築の目的も共有したことで、業務フローにおいても的確なアドバイスをいただきスムーズな開発ができました。
Case2. コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングのライティングを依頼いたしました。
戦略に必要なキーワードの分析やサーチジャーニーは弊社で作成し、文章の構成とライティングを依頼しました。コンテンツSEOは弊社の得意とする分野ですが、これまでは文章作成に多くの時間をかけていました。信頼できるライターの方に加わっていただいたことで、短納期かつ高クオリティなコンテンツに仕上げることができました。
Case3. インターネット広告運用
広告運用のノウハウ提供を依頼いたしました。
運用手数料を支払う形では低予算の広告運用が難しいため、アドバイザーとしてプロジェクトに加わっていただきました。競合のキーワード分析や、ランディングページの改修、広告文の調整などは弊社で行うことで、低予算でもプロのノウハウを活かした広告運用を可能にしました。
現在は、ティール組織への転換を始めたばかりですが、今後は、お客様が目指すゴールを共有し、互いにリーダーシップを発揮しながらプロジェクトを進めていけるようなサービスをつくっていきたいと考えております。
16期目に取り組みたいこと
今後1年間で取り組みたいことは、ティール組織のメンバーと新しいサービスを立ち上げること。そして、中小企業の皆様に活動の実績を発信していくことです。これまでは、支援する側は「裏方」であるべきという思いがあり、実績の公表は避けていました。しかし、中小企業の皆様に知っていただくためには、ウェブサイトやセミナーを通して、積極的に情報発信をしていく必要があると考えております。
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創業当時を思い返しますと、実績もない会社にウェブサイトの構築を依頼いただいているのに、ビジネスの成果に貢献できないことにいつも不甲斐なさを感じていました。課題を抱えるお客様を前にして、何かお力になれないか?という思いは今も変わらない原動力のように思います。
まだまだ至らない部分が多々あると思いますが、新しい価値をお届けできるよう取り組んでまいります。皆様におかれましては、今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。